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テレビで流れる緊急地震速報の仕組み



ここでは、テレビにおける2つの地震速報についてご紹介します。

地震速報と緊急地震速報の違い

地震速報と緊急地震速報の違い

地震の多い日本では、地震速報を目にすることは珍しいことではありません。テレビを見ている時に、画面に表示される「地震速報」には2種類あります。

1つは地震発生の約1分半後に字幕スーパーで知らされる「地震速報」と、地震の主要動の震度や到達時間をテレビや携帯電話に警報する「緊急地震速報」です。

「地震速報」は、従来よりテレビの字幕スーパーで流されている速報のことで、気象庁による正式な呼び方では「震度速報」にあたるものです。震度3以上の地震が発生した場合、約1分30秒後に、地震が観測された地域が表示される仕組みになっており、緊急地震速報のように、リアルタイム速報ではなく、重大事件が発生したときと同様に扱われる「ニュース速報」という位置づけです。同時に津波警報や津波注意報が発表された時にも表示されます。また、震度1以上の場合も「各地の震度に関する情報」として字幕スーパーで表示されます。

一方、「緊急地震速報」は2007年から始まった地震警報システムです。緊急地震速報は日本各地に置かれている震源地に近い地震計が地震波のデータを分析して震度やマグニチュード(地震規模)、震源地からの距離などを推定し、気象庁から解析データを自動的にテレビ各局、NTTなどへ送られる仕組みとなっています。そのため、現在では、地震の揺れが到達するよりも早くテレビや携帯電話などで情報を受けることができ、防災・減災の大きな役割を果たしています。これは、高精度デジタル地震計を利用した高感度地震観測網(Hi-net)と通信技術の進歩により、リアルタイムの地震速報を提供することが可能になったからです。高感度地震計は現在、日本各地の約800ヵ所に設置され、日本のほぼ全域の地震波を集計できるようになっています。

ちなみに、テレビなどで流れる緊急地震速報は震度5弱以上の場合となっています。

地デジにおける緊急地震速報の高速化

地デジにおける緊急地震速報の高速化

テレビがデジタル時代になり、2011年7月から地上デジタルテレビ放送が始まりました。地上デジタルテレビ放送における緊急地震速報は、映像データが圧縮されてから伝送されるなど、デジタル放送特有の技術により、約2秒程度の時差が生まれます。そのため、地震を含めた緊急速報の高速化が行なわれています。緊急地震速報の伝送を高速化する手段としては、映像情報を圧縮するためのデジタル信号処理の時間を短くするという手法が必要です。

その手法としては、1.文字スーパーの利用、2.データ放送の利用、3.AC(伝送制御用の伝送路)の利用という3つが挙げられます。文字スーパーの利用は現在はスーパーインポーズという手法で画面に流れますが、現在は受信機側において表示させる字幕スーパー(サブタイトル)の利用が検討されています。2は、データ放送のイベントメッセージ機能を活用しワンセグへも対応させることができます。3は、中継局の送信タイミングを調整するために使っているACの規格を一部変更し、緊急地震速報の伝送に利用するというものです。これは映像情報の圧縮処理などが不要なことからタイムラグが発生しにくいという利点があります。