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地上アナログ放送が終わった理由とは?



2011年7月24日からスタートした地上デジタル放送は、テレビの歴史において一番大きな変革だったと言われています。1953年のテレビ放送開始から、カラーテレビの出現、衛星放送の開始と変化していく中で、放送はそれまでアナログ方式でした。ハイビジョン放送がスタートした1990年代でさえ、放送はアナログ方式でした。それでは、なぜアナログ放送は終了しなければいけなかったのでしょうか。

アナログ放送終了の陰に携帯電話あり

アナログ放送終了の陰に携帯電話あり

地上波放送のアナログからデジタルへの移行には、いくつかの要因がありますが、最大の要因は「電波の有限性」という問題でした。テレビだけでも地上波以外でBSやCSといった電波が利用されているほか、ラジオや携帯電話などを含めると、現代社会では多くの電波が利用されています。電波というと目に見えないところから、無限に利用できると思われがちですが、実は、利用できる電波の周波数帯域には限度があるため、「電波は有限」なのです。特に電波の有限性において、利用状況に変化をもたらしたのが今や累計1億台以上が使用されている「携帯電話」です。携帯電話の普及にともない、使用できる電波がもはや上限に近づきつつあったため、通信データを圧縮できるデジタル放送に変更することで、電波の使用量を減らすことが目的でした。携帯電話もかつてはアナログ方式でしたが、今はすべてデジタルになり電波の使用量を減らすことに成功しています。

未来へのより良いサービスを目指して

未来へのより良いサービスを目指して

一方、デジタル化を進めるに当たって、同時に放送できる区域が広がりました。特に国土の65%が中山間地域という日本では、テレビの電波が届きにくい地域もあり、大きな災害などが起きた時にアナログ放送では不十分であるという問題を抱えていました。これらのことから、アナログ放送の象徴だった東京タワーからデジタル放送の象徴である東京スカイツリーへとテレビ塔の役目も大きく変わってきました。

また、産業面では、あらゆる家電製品がデジタル化していく中で、テレビ放送のデジタル化は遅れていた方だったと言えます。例えば、地上デジタル放送に先がけてテレビ自体のデジタル化はすでに始まっていましたし、「IT家電」と呼ばれる家電製品は2011年以前からすでに普及を始めていました。これらの状況に乗り遅れないためにも放送のデジタル化=アナログ放送の終了は必要なことでした。同時に、デジタル放送の開始が決定してからは、テレビの需要が大きく喚起され、経済的にも好影響を与えたのは言うまでもありません。こうしたことから、地上波アナログ放送は58年の歴史に幕を閉じ、デジタルに移行することで「新たなテレビの時代」が開幕しました。データ放送やスマートテレビの登場によって、新たなテレビの時代は、さらなる娯楽性と有益性をもつものになることでしょう。