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テレビで生中継された重大事件簿
「西鉄バスジャック事件」



ここでは、「西鉄バスジャック事件」をご紹介します。犯人は17歳、そしてバスジャック事件としては日本で初めて死者が出るという痛ましい事件となりました。

17歳の少年によるバスジャック

17歳の少年によるバスジャック

西鉄バスジャック事件は2000年5月3日、福岡県で発生したバスジャック事件です。佐賀県佐賀市を出発した西日本鉄道(西鉄)の高速バス「わかくす号」は午後1時35分ごろ、九州自動車道を走行中、刃渡り40センチの牛刀を持った17歳の少年によってバスジャックされました。犯人は、男性を後部座席、女性を前方座席に座らせ、バスのカーテンを閉めさせることを要求し、事件発生から1時間の間に2人の女性を切りつけました。犯人は終点の福岡県福岡市の西鉄バスセンターではなく、山口県の山陽自動車道に入るように指示しました。九州道の新門司インターチェンジ付近で「トイレに行く」とバスを降りた乗客女性が非常電話で通報し、事件が発覚。福岡県警が捜査本部を設置し、テレビなどでもハイジャックの一報が流れるようになりました。犯人は午後4時ごろ、自ら110番し、人質解放の代わりに拳銃と防弾チョッキを要求、さらに、68歳の女性を刺殺しました。このころから、テレビによる報道が始まり、報道ヘリコプターなどによる中継が行なわれました。事件当日はゴールデンウィークの真っ只中で、多くの人がテレビの前で乗客の安否を心配しました。

早朝の救出劇

午後6時ごろ、バスは広島県東広島市の奥屋パーキングエリアに停車、けが人ら数名を解放するも、犯人は警察の説得には応じませんでした。午後9時30分ごろ、バスは再び走り出し、午後10時40分ごろ、東広島市の小谷サービスエリアに停車。ここでは、犯人の両親が説得に当たりましたが、犯人は応じず、食料や簡易トイレなどを要求しこう着状態に。この模様はテレビで深夜まで中継されました。そして、翌早朝5時ごろ、事件発生から約15時間後、犯人の隙を見て特殊部隊(SAT)が閃光弾を投げ入れ突入、犯人を逮捕しました。この突入の模様も早朝にかかわらずNHKなどで生中継されていました。

掲示板に熱中、社会問題も浮き彫りに

犯人の17歳の少年は、いじめから不登校となりました。その後、高校を中退、家に引きこもり、掲示板「2ちゃんねる」に熱中。次第に攻撃的な投稿をするようになりました。事件の2ヵ月前には、学校を襲うといった内容の犯行声明分を密かに書いていたとされています。これは1997年の「神戸連続児童殺傷事件」に類似するものだとして現代の若者の象徴的な犯罪だと報じられています。このように抑鬱された少年の犯罪は、その後も後を絶たず社会問題となっています。